アメリカ人の物語

2018年2月18日日曜日

ジャクソンとディキンソンの決闘

 1805年秋、ジャクソンはトラクトンをジョゼフ・アーウィンのプラウボーイと競わせることになった。懸賞金は2,000ドルである。そして、もしレースを取り止めれば800ドルが没収されることになっていた。レースが行われる前日、プラウボーイは脚を怪我したせいで出場できないことがわかった。

 レースで不戦勝を得たジャクソンであったが、没収金の支払い方法をめぐってちょっとした諍いが起きた。ジャクソンはアーウィンが支払いに使おうとした手形の受け取りを拒否して、他の手形を渡すように求めた。アーウィンがジャクソンの要求を受け入れたために衝突は回避された。ただその時、アーウィンの義理の息子であるチャールズ・ディキンソンが酔っている時にレイチェルを侮辱したという話が耳に入った。ジャクソンはすぐに釈明と謝罪を要求した。ディキンソンは謝罪して、ジャクソンはすぐにそれを受け入れた。しかし、事はそれだけに終わらなかった。

 ある時、ジャクソンの友人が公衆の面前でアーウィンが支払いに使った手形は適当なものではなかったという噂話を披露した。噂話を聞いたディキンソンは、その場にいたトマス・スワンに事情を聞いた。数日後、スワンはジャクソンに会って噂話の真相を確かめた。すると、ジャクソンは受け取った手形が換金できなかったので適当なものではなかったと答えた。

 ジャクソンとディキンソンの間に立ったスワンは自らが言い争いに巻き込まれた。そして、「いまいましい嘘つき」とジャクソンに呼ばれているとディキンソンから吹き込まれたスワンは、もし釈明がなければ戦うつもりだとジャクソンに挑戦状を叩きつけた。そこでジャクソンは次に会った時にまず杖で打ち据えてから釈明を与えるつもりだと返信した。

 それからしばらく後、ジャクソンは友人のコーヒーとともにナッシュヴィルの居酒屋に滞在していた。そこへスワンが入って来た。スワンを見るや否やジャクソンは椅子から立ち上がり、一声掛けて杖で打ちかかった。そして、もう一撃を加えようとした時、椅子に脚をとられて暖炉の中に倒れそうになった。

 スワンは外套の中に手を入れた。ジャクソンはすぐにピストルを取り出した。スワンはゆっくりと手を開いて何も持っていないことを示した。それを見たジャクソンの口から次から次へと悪罵が飛び出した。ジャクソンの剣幕に驚いたスワンは居酒屋から逃げ出した。

 居酒屋での顛末を聞いたディキンソンはジャクソンを非難する手紙を送った。さらにスワンが1806年3月1日の『インペリアル・レヴュー・アンド・カンバーランド・デポジトリー紙』にジャクソンの悪評を投稿した。

 事態ここに至ってジャクソンは自らの名声を守るために引き下がれない状況に追い込まれた。1週間後、ジャクソンは「けちな酔っ払いのごろつきの悪漢[ディキンソン]のために働く傀儡であり、嘘つきの小者」とスワンを攻撃する声明を同じく『インペリアル・レヴュー・アンド・カンバーランド・デポジトリー紙』に掲載した。

 5月、ニュー・オーリンズに出掛けていたディキンソンが帰って来た。事態の進展を知ったディキンソンは、『インペリアル・レヴュー・アンド・カンバーランド・デポジトリー紙』にジャクソンに対する悪評をさっそく投稿することに決めた。友人のトマス・オーバートンがすぐに投稿予定の内容をジャクソンに知らせた。

「それはきっと見過ごせない記事だ。ジャクソン将軍、君は彼に挑戦しなければならないぞ」

「[オーバートン]将軍、これは生き死にの問題だ。私自身で責任をとりたい。私は自分でその記事を見て判断したい」

 そう言うとジャクソンは『インペリアル・レヴュー・アンド・カンバーランド・デポジトリー紙』の事務所まで馬を飛ばしてディキンソンの投稿を確認した。そこには「もしアンドリュー・ジャクソンが私にそうした悪罵を投げ掛けるなら、私は彼をけちな悪党であり『腰抜けで臆病者』と呼ぶ」という文字が躍っていた。

 ジャクソンは決闘を挑むことを決意した。それから1時間以内にオーバートンの手によってジャクソンの手紙がディキンソンに手渡された。

「さっきの私に関するあなたの行動と表現は、その本質からして侮辱的なものであったので私の注意を引きました。[中略]。加えられた侮辱のために私が行うべき決闘を速やかに受けられるような勇気をあなたが十分に持っていることを願います。あなたにこれを渡した友人がそのやり方について示唆するでしょう。その目的のために彼はあなたを待ちますし、あなたの友人とともにすぐに準備に入って下さい」

 ディキンソンはすぐに挑戦を受け入れた。決闘の実施日は5月30日金曜日、場所は ケンタッキー州ハリソンズ・ミルズと決定された。さらに決闘の形式について取り決めが交わされた両者は24フィート(7.3メートル)を隔てて銃を脇に付けて向き合う。そそして、「発砲せよ」という合図があってから発砲する。合図が出る前にどちらかが発砲すれば、介添人はその者を射殺する。どの立ち位置を選択するか、合図を出す者を誰にするかはくじ引きで決定する。

 決闘が実施されるという噂はすぐに広まった。すぐにどちらが勝つかで賭けが始まった。ピストルの扱いがうまいという評判のディキンソンのほうが人気であった。

 ジャクソン一行はナッシュヴィルを出て北にある決闘の場所に向かった。道すがら2人はどのように決闘を戦うか議論した。その結果、先にディキンソンに撃たせる作戦が採用された。たとえディキンソンの腕前が確かなものであっても慌てて撃てば初弾を外すに違いない。それからジャクソンが慎重に狙って撃てば勝算が増す。

 決闘の前日の夜、ジャクソンは居酒屋に泊まった。食事が終わった後、ジャクソンはいつものようにパイプを吸って友人達と会話に興じた。翌朝、ジャクソン一行は決闘の場所に指定されたポプラの森に入った。そこでジャクソンはディキンソンの到着を待った。

「将軍、今の気分はどうですか」

 同行者の一人がジャクソンに聞いた。

「まったく問題ない。私は奴をやれるはずだ。恐れてはいない」

 ジャクソンはそう答えた。

 やがてディキンソン一行が到着した。くじ引きが行われた。立ち位置を選ぶ権利はディキンソン側が引き当てた。鳥が特定されふたりはそれぞれ自分の位置についた。オーバートーンが聞く。

「準備はいいか」

「私は準備ができている」

「私も準備ができている」

 2人の答えを確認したオーバートーンは叫んだ。

「発砲せよ」

 ディキンソンは素早くピストルを構えると発砲した。ディキンソンの銃弾はジャクソンに命中した。負傷しながらもジャクソンは歯を食いしばってまったく微動だにせず呻き声さえ漏らさなかった。それを見たディキンソンは「ああ神よ、私は奴を仕損じたのか」と叫んで後ろに下がろうとした。オーバートンがすかさず「位置に戻るように」と制止する。

 立ち位置に戻ったディキンソンを慎重に狙ってジャクソンはピストルの引き金を引いた。しかし、不発だった。撃鉄が起こされ、再び引き金が引かれた。銃口から飛び出した銃弾は、ディキンソンの下腹部に命中した。介添人が飛び出してディキンソンを支えて出血を止めようとしたができることはほとんど何もなかった。

 オーバートンはディキンソンの様子を見てジャクソンに歩み寄った。

「彼はあなたに対してもうこれ以上、何もできそうにありません、将軍」

 ジャクソンはオーバートンの言葉に頷くとその場を離れて歩き始めた。少し行ったところで医者がジャクソンの靴が血まみれになっているのに気付いた。

「ああ、ジャクソン将軍、あなたは撃たれたのですか」

「奴は私をちょっとだけピンク色に染めた。ちょっと見てくれ」

 そう言うとジャクソンは外套を広げた。医者が傷を確認すると、銃弾が2本の肋骨を折っていた。銃弾があまりに心臓の近くに入っていたので、すぐに除去することはできそうになかった。もしジャクソンが外套を着用していなければ命を落としていただろう。ジャクソンが元のように動けるようになるまで1ヶ月以上かかった。結局、ジャクソンはそのまま銃弾を摘出せずに残りの人生を過ごし、しばしば膿瘍に悩まされた。

 その一方、ディキンソンは同日午後9時に亡くなった。ナッシュヴィルの人々は決闘の話で持ちきりであった。発砲を終えて無防備になったディキンソンをジャクソンが無慈悲にも射殺したと考える者は少なくなかった。ディキンソンの葬儀には大勢の人々が参加した。そして、『インペリアル・レヴュー・アンド・カンバーランド・デポジトリー紙』に弔意を示すように求める請願が出された。結局、ディキンソンとの決闘によってジャクソンは危険で無慈悲な男だという評判を立てられ、しばらく社交界から遠ざけられることになった。

2018年2月15日木曜日

人民の武装権について

銃乱射事件が起きるたびに銃規制の話題が出る。そして、銃規制に反対する声も出てくる。銃規制反対派が必ず持ち出すのが合衆国憲法に規定された人民の武装権である。

確かに合衆国憲法では人民の武装権が認められている。重要なのは人民の武装権がなぜ認められているかである。

合衆国憲法は二重の性格を持つ。すなわち、諸州政府と連邦政府の契約という性格と人民と連邦政府の契約という性格である。今回の場合、後者が問題となる。

独立宣言で宣言されているように、人民は社会契約に基づいて政府を樹立する。すなわち、自然状態において人民は相争って無秩序状態になる。それを避けるために本来、人民が持つ権限の一部を政府に預けて公共の福祉を図らせる。

ではなぜ人民の武装権は認められているのか。一見すると、人民の武装権は社会契約の仕組みそのものに反しているように思える。実はそうではなく、人民の武装権も社会契約の重要な一環である。独立宣言で謳われているように、もし政府がその樹立目的を実現できなければ、人民はその政府を改廃する権限を持つ。それを実現するための手段として人民の武装権が認められている。

しかし、誤解してはならない点がある。人民の武装権は、あくまで人民が集団的に圧政的な政府に対して武器を手に立ち上がる権利を保障している。個人が個人に武器を向ける権利ではない。それは社会契約の根本的な原理を破壊することに繋がるからだ。したがって、銃乱射事件が起きた場合、人民の武装権を根拠に個人が武器を持つ権利を主張するのは正しいとは言えない。

2018年1月31日水曜日

トランプ大統領一般教書演説和訳

Mr. Speaker, Mr. Vice President, Members of Congress, the First Lady of the United States, and my fellow Americans:

連邦下院議長、副大統領、連邦議員、合衆国ファースト・レディー、そして、わが同胞のアメリカ人へ。

Less than 1 year has passed since I first stood at this podium, in this majestic chamber, to speak on behalf of the American People -- and to address their concerns, their hopes, and their dreams. That night, our new Administration had already taken swift action. A new tide of optimism was already sweeping across our land.

私がこの偉大なる議場の演壇に最初に立って、アメリカ人を代表して演説して、彼らの懸念、希望、そして、夢について伝えてから一年も経っていません。その夜、わが新政権はすでに迅速な行動を取っていました。 楽観主義の新たな潮流は、すでに我が国に行き渡っていました。

Each day since, we have gone forward with a clear vision and a righteous mission -- to make America great again for all Americans.

以来、我々は毎日、明確な展望と正義の使命を持って、すべてのアメリカ人のためにアメリカを再び偉大にするために前進しました。

Over the last year, we have made incredible progress and achieved extraordinary success. We have faced challenges we expected, and others we could never have imagined. We have shared in the heights of victory and the pains of hardship. We endured floods and fires and storms. But through it all, we have seen the beauty of America's soul, and the steel in America's spine.

昨年、我々は驚異的な進歩を遂げ、並外れた成功を収めました。 我々は予期していた課題や、想像もできない課題に直面しました。 我々は最高の勝利と苦難の痛みを分かち合いました。 我々は洪水や火災、暴風雨に耐えました。 しかし、その中で我々はアメリカの魂の美しさとアメリカの背骨の強さを見ました。

訳注:steel in America's spineはブッシュ(子)大統領が9・11の演説で使った表現を参考にしている。

Each test has forged new American heroes to remind us who we are, and show us what we can be.

それぞれの試練は、我々が誰であるかを思い出させるために、新しいアメリカの英雄を生み出し、我々ができることを示しています。

We saw the volunteers of the "Cajun Navy," racing to the rescue with their fishing boats to save people in the aftermath of a devastating hurricane.

私たちは、凄まじいハリケーンの直後、人々を救うために漁船で救助しようと駆け付けた「ケージャン・ネイヴィー」のボランティアを見ました。

We saw strangers shielding strangers from a hail of gunfire on the Las Vegas strip.

我々は、見知らぬ人がラスベガスの歓楽街で銃撃の嵐から見知らぬ人を守っているのを見ました。

We heard about Americans like firefighter David Dahlberg. He is here with us too. David faced down walls of flame to rescue almost 60 children trapped at a California summer camp threatened by wildfires.

我々は、消防士のデイヴィッド・ダールバーグのようなアメリカ人について聞きました。 彼は我々とともにここにいます。 デイヴィッドは炎の壁に立ち向かって、山火事が迫るカリフォルニアのサマーキャンプに閉じ込められた約六〇人の子供たちを救助しました。

To everyone still recovering in Texas, Florida, Louisiana, Puerto Rico, the Virgin Islands, California, and everywhere else -- we are with you, we love you, and we will pull through together.

テキサス州、フロリダ州、ルイジアナ州、プエル・トリコ、バージン諸島、カリフォルニア州、その他すべての地域でまだ回復途中のすべての人に、我々はあなたとともにあり、我々はあなたを愛していると伝えます。

Some trials over the past year touched this chamber very personally. With us tonight is one of the toughest people ever to serve in this House -- a guy who took a bullet, almost died, and was back to work three and a half months later: the legend from Louisiana, Congressman Steve Scalise.

過去一年間のいくつかの試練は、この議場にいる者に個人的にふりかかりました。 我々は今夜、この下院で最も気丈な者の一人とともにいます。その男は、弾丸を受けて死にかけましたが、三ヶ月半後に戻ってきたルイジアナから来たレジェンド、スティーブ・スカリス下院議員です。

We are incredibly grateful for the heroic efforts of the Capitol Police Officers, the Alexandria Police, and the doctors, nurses, and paramedics who saved his life, and the lives of many others in this room.

我々は、首都警察官、アレクサンドリア警察、彼の命とこの議場の多くのその他の者達の命を救った医者、看護師、救急医療士の勇敢な努力に非常に感謝しています。

In the aftermath of that terrible shooting, we came together, not as Republicans or Democrats, but as representatives of the people. But it is not enough to come together only in times of tragedy. Tonight, I call upon all of us to set aside our differences, to seek out common ground, and to summon the unity we need to deliver for the people we were elected to serve.

その恐ろしい射撃の後、我々は共和党員や民主党員としてではなく、人民の代表者として集まりました。 しかし、悲劇の時にのみ一緒になるだけでは不十分です。 今夜、私は、我々の違いを脇に置いて、共通の基盤を探し出し、奉仕させるために我々を選んだ人々のために生み出す必要がある団結を呼び掛けるように我々に求めます。

訳注:フェンス・メンディングという超党派を呼び掛ける手法。

Over the last year, the world has seen what we always knew: that no people on Earth are so fearless, or daring, or determined as Americans. If there is a mountain, we climb it. If there is a frontier, we cross it. If there is a challenge, we tame it. If there is an opportunity, we seize it.

昨年、世界は我々が常に知っていたことを悟りました。すなわち地球上でアメリカ人よりも恐れがなく、大胆な者はいません。 山があれば登る。 フロンティアがある場合は、それを横断します。 試練があれば、我々は挑戦します。 機会があれば、それをつかむ。

So let us begin tonight by recognizing that the state of our Union is strong because our people are strong.

だから我が連邦の一般的な状況は、我が人民が強いからこそ強いと認識することから今夜、始めましょう。

And together, we are building a safe, strong, and proud America.

そして、一緒に、安全で、強く、誇り高いアメリカを築いていきましょう。

Since the election, we have created 2.4 million new jobs, including 200,000 new jobs in manufacturing alone. After years of wage stagnation, we are finally seeing rising wages.

大統領選挙以来、我々は、製造業だけで二〇万人の新しい雇用を含む二四〇万人の新しい雇用を創出しました。賃金の伸び悩みの後、我々はついに賃金上昇を体験しています。

Unemployment claims have hit a 45-year low. African-American unemployment stands at the lowest rate ever recorded, and Hispanic American unemployment has also reached the lowest levels in history.

失業率は四五年間ぶりの低さです。アフリカ系アメリカ人の失業率は、記録上、これまでで最も最低であり、ヒスパニック系アメリカ人の失業率も歴史上、最低レベルになっています。

Small business confidence is at an all-time high. The stock market has smashed one record after another, gaining $8 trillion in value. That is great news for Americans' 401k, retirement, pension, and college savings accounts.

中小企業の自信は常に強い。 株式市場は次々に記録を生みだし、八兆ドルの価値を獲得した。 それは、アメリカ人の401k、退職金、年金、学士貯蓄口座にとって素晴らしいニュースです。

注:401k:給料天引きの退職金積立て制度もしくは積立金、税法コード401(k)に基づくもので定年まで引き出さずにおくとその間、税金が免除される。

And just as I promised the American people from this podium 11 months ago, we enacted the biggest tax cuts and reforms in American history.

一一ヶ月前にこの演壇からアメリカ人に約束したように、我々はアメリカの歴史において最も大きな減税と税制改革を法制化しました。

Our massive tax cuts provide tremendous relief for the middle class and small businesses.

我々の大規模な減税は、中産階級や中小企業に大きな救済をもたらします。

To lower tax rates for hardworking Americans, we nearly doubled the standard deduction for everyone. Now, the first $24,000 earned by a married couple is completely tax-free. We also doubled the child tax credit.

勤勉なアメリカ人の税率を引き下げるために、我々はすべての人々を対象に標準控除額を倍増させました。 結婚したカップルが最初に手に入れた24,000ドルは完全免税です。 我々はまた子供の税額控除を二倍にしました。

A typical family of four making $75,000 will see their tax bill reduced by $2,000 -- slashing their tax bill in half.

典型的な四人家族が七万五〇〇〇ドルを稼いだ場合、その課税額は二〇〇〇ドル減額され、税金が半分になります。

This April will be the last time you ever file under the old broken system -- and millions of Americans will have more take-home pay starting next month.

今年四月は、あなたが破綻した旧制度の下で税申告をおこなう最後の機会となります。そして、何百万人ものアメリカ人が翌月からより多くの手取り給料を得るようになるでしょう。

We eliminated an especially cruel tax that fell mostly on Americans making less than $50,000 a year -- forcing them to pay tremendous penalties simply because they could not afford government-ordered health plans. We repealed the core of disastrous Obamacare -- the individual mandate is now gone.

我々は、年収五万ドル以下であり、政府の命令による医療保険に入る余裕がないという理由で厳しい罰金が課されるアメリカ人に主に課税されていた厳しい税を撤廃しました。我々はオバマケアの破滅的な中核を撤廃しました。個人の加入義務は今やありません。

We slashed the business tax rate from 35 percent all the way down to 21 percent, so American companies can compete and win against anyone in the world. These changes alone are estimated to increase average family income by more than $4,000.

我々は、法人税率を三五%から二一%まで引き下げたので、アメリカの企業は世界の誰とでも競い合うことができます。 これらの変化だけでは、平均世帯収入は四〇〇〇ドル以上増加すると推定されています。

Small businesses have also received a massive tax cut, and can now deduct 20 percent of their business income.

中小企業も大規模な減税を受けており、事業収入の二〇%を控除されます。

Here tonight are Steve Staub and Sandy Keplinger of Staub Manufacturing -- a small business in Ohio. They have just finished the best year in their 20-year history. Because of tax reform, they are handing out raises, hiring an additional 14 people, and expanding into the building next door.

今夜、オハイオ州の中小企業スティーブ・マニュファクチャリングのスティーブ・スタブとサンディ・ケプリンガーがここにいます。 彼らは二〇年の歴史の中で最高の年をちょうど終えました。 税制改革のおかげで、彼らは賃金を上げ、さらに十四人を雇用し、さらに隣の建物に拡張しています。

One of Staub's employees, Corey Adams, is also with us tonight. Corey is an all-American worker. He supported himself through high school, lost his job during the 2008 recession, and was later hired by Staub, where he trained to become a welder. Like many hardworking Americans, Corey plans to invest his tax‑cut raise into his new home and his two daughters' education. Please join me in congratulating Corey.

スタブの従業員の一人であるコーリー・アダムズも今夜、我々と一緒にいます。 コーリーは全米の労働者です。 彼は高校に通いながら自活して、2008年の景気後退の間に仕事を失い、その後、スタブに雇われ、そこで溶接業者になるよう訓練されました。 多くの勤勉なアメリカ人のように、コーリーは彼の減税による昇給を新しい家と彼の2人の娘の教育に投資する予定です。コーレーを祝福してください。

Since we passed tax cuts, roughly 3 million workers have already gotten tax cut bonuses -- many of them thousands of dollars per worker. Apple has just announced it plans to invest a total of $350 billion in America, and hire another 20,000 workers.

減税を受けてから約三〇〇万人の労働者がすでに減税による昇給を得ています。そのうち多くは労働者一人当たり数千ドルです。 アップルは今、アメリカに総額三五〇〇億ドルを投資し、二万人の従業員をさらに雇うことを発表したばかりです。

This is our new American moment. There has never been a better time to start living the American Dream.

これが新しいアメリカの瞬間です。 アメリカン・ドリームの生活を始めるのにこれ以上、良い機会は一度もありませんでした。

So to every citizen watching at home tonight -- no matter where you have been, or where you come from, this is your time. If you work hard, if you believe in yourself, if you believe in America, then you can dream anything, you can be anything, and together, we can achieve anything.

だから今夜は家で視聴しているすべての市民に、あなたがどこにいてもどこから来ても、これはあなたの機会です。あなたが熱心に働くなら、自分を信じるならば、もしあなたがアメリカを信じるなら、あなたは何でも夢見ることができます。あなたは何でもなることができ、一緒に何でも達成することができます。

Tonight, I want to talk about what kind of future we are going to have, and what kind of Nation we are going to be. All of us, together, as one team, one people, and one American family.

今夜、どのような未来があるのか、我々はどのような国家になるのか話したいと思います。 我々全員が、一つのチーム、一人の人間、そして一人のアメリカ人の家族として一緒になります。

We all share the same home, the same heart, the same destiny, and the same great American flag.

我々は皆同じ故国、同じ心、同じ運命、同じアメリカの旗を共有しています。

Together, we are rediscovering the American way.

一緒に我々はアメリカが進み道を再発見しましょう。

In America, we know that faith and family, not government and bureaucracy, are the center of the American life. Our motto is "in God we trust."

アメリカでは、政府と官僚ではなく、信仰と家族がアメリカ的な生活の中心であることを知っています。 我々のモットーは、「我々は神を信じる」です。

And we celebrate our police, our military, and our amazing veterans as heroes who deserve our total and unwavering support.

そして我々は、我々の警察、軍隊、そして、我々の素晴らしい退役軍人を、我々の全面的かつ断固たる支持に値する英雄として祝います。

Here tonight is Preston Sharp, a 12-year-old boy from Redding, California, who noticed that veterans' graves were not marked with flags on Veterans Day. He decided to change that, and started a movement that has now placed 40,000 flags at the graves of our great heroes. Preston: a job well done.

今夜、カリフォルニア州レディング出身の十二歳の少年、プレストン・シャープがここにいます。彼は退役軍人の日に退役軍人の墓に旗がついていないことに気づきました。 彼はそれを変えようと決心して活動を始めた結果、今や偉大な英雄の墓に四万本の旗が飾られています。プレストン、よくやった。

Young patriots like Preston teach all of us about our civic duty as Americans. Preston's reverence for those who have served our Nation reminds us why we salute our flag, why we put our hands on our hearts for the pledge of allegiance, and why we proudly stand for the national anthem.

プレストンのような若い愛国者たちは、我々全員にアメリカ人としての市民的義務を教えています。 我が国に奉仕した人々に対するプレストンの畏敬の念は、我々が我々の旗に敬意を示す理由、我々が忠誠宣誓のために心臓に手を当てる理由、そして、我々が国家の斉唱に起立する理由を思い出させます。

Americans love their country. And they deserve a Government that shows them the same love and loyalty in return.

アメリカ人は祖国を愛しています。同様の愛と忠誠で彼らに報いてくれる政府を持って当然である。

For the last year we have sought to restore the bonds of trust between our citizens and their Government.

昨年、我々は市民と政府との信頼関係を回復しようと努めました。

Working with the Senate, we are appointing judges who will interpret the Constitution as written, including a great new Supreme Court Justice, and more circuit court judges than any new administration in the history of our country.

上院と協力して、偉大な新しい最高裁判所判事も含む憲法を書かれた通りに解釈する判事達を任命し、わが国の歴史におけてどの新政権よりも多くの巡回裁判所判事を任命しました。

We are defending our Second Amendment, and have taken historic actions to protect religious liberty.

我々は憲法修正第二条を擁護し、宗教的自由を守るための歴史的な行動を取ってきました。

And we are serving our brave veterans, including giving our veterans choice in their healthcare decisions. Last year, the Congress passed, and I signed, the landmark VA Accountability Act. Since its passage, my Administration has already removed more than 1,500 VA employees who failed to give our veterans the care they deserve -- and we are hiring talented people who love our vets as much as we do.

そして、我々は退役軍人に医療保険の選択肢を与えるなど、勇敢な退役軍人に奉仕しています。 昨年、議会を通過した退役軍人説明責任法に私は署名しました。 その可決以来、わが政権は、退役軍人にふさわしい医療を与えられなかった一五〇〇人以上の職員をすでに罷免しており、我々と同じく退役軍人を愛する有能な職員を雇っています。

I will not stop until our veterans are properly taken care of, which has been my promise to them from the very beginning of this great journey.

退役軍人が適切な処置を受けるまで、私は止まらないでしょう。これは、この偉大な旅の初めから私の約束でした。

All Americans deserve accountability and respect -- and that is what we are giving them. So tonight, I call on the Congress to empower every Cabinet Secretary with the authority to reward good workers -- and to remove Federal employees who undermine the public trust or fail the American people.

すべてのアメリカ人は説明責任と敬意を受けるに値し、それこそ我々が彼らに与えようとしているものです。 だから今夜、私は議会に、勤労者に報いる権限と公的信頼を損ないアメリカ人民を見捨てようとする連邦職員を罷免する権限を全閣僚に与えるように要請します。

注:立法要請。

In our drive to make Washington accountable, we have eliminated more regulations in our first year than any administration in history.

ワシントンは説明責任を問われるようになり、我々は、歴史上のいかなる政権よりも最初の年に多くの規制を廃止しました。

We have ended the war on American Energy -- and we have ended the war on clean coal. We are now an exporter of energy to the world.

我々はアメリカのエネルギーに関する戦争を終えました そして、我々はクリーンな石炭に関する戦争を終わらせました。 我々は現在、世界にエネルギーを輸出しています。

In Detroit, I halted Government mandates that crippled America's autoworkers -- so we can get the Motor City revving its engines once again.

デトロイトで私はアメリカの自動車労働者を損なった政府の命令を止めました。そのため、モーター・シティは再びエンジンを取り戻すことができます。

Many car companies are now building and expanding plants in the United States -- something we have not seen for decades.  Chrysler is moving a major plant from Mexico to Michigan; Toyota and Mazda are opening up a plant in Alabama. Soon, plants will be opening up all over the country. This is all news Americans are unaccustomed to hearing -- for many years, companies and jobs were only leaving us. But now they are coming back.

多くの自動車会社は現在、米国で何十年も見たことのない物を製造し、合衆国で工場を今、建設し拡大しています。 クライスラーはメキシコからミシガンへの主要工場を移転しています。 トヨタとマツダはアラバマ州に工場を開設しています。 すぐに、工場は全国で開き始めるでしょう。 これはアメリカ人がずっと聞いていなかったニュースです。何年もの間、企業や仕事は我々のもとから失われていきました。 しかし今、それらは戻ってきています。

Exciting progress is happening every day.

すばらしい進歩が毎日、起きています。

To speed access to breakthrough cures and affordable generic drugs, last year the FDA approved more new and generic drugs and medical devices than ever before in our history.

画期的な治療法と手頃な価格のジェネリック医薬品が手軽にもっと入手できるように、昨年、厚生省食品医薬品局はこれまで以上に多くの新薬やジェネリック医薬品と医療機器を承認しました。

We also believe that patients with terminal conditions should have access to experimental treatments that could potentially save their lives.

また我々は末期状態の患者が命を救えるかもしれない実験的治療法を入手できる必要があると考えている。

People who are terminally ill should not have to go from country to country to seek a cure -- I want to give them a chance right here at home. It is time for the Congress to give these wonderful Americans the "right to try."

末期的な症状の人々が治療を求めるために国から国へ行く必要はありません。私は彼らに自宅で機会を与えたいと思います。 議会がこれらのすばらしいアメリカ人に「試みる権利」を与える時期です。

注:立法要請。

One of my greatest priorities is to reduce the price of prescription drugs. In many other countries, these drugs cost far less than what we pay in the United States. That is why I have directed my Administration to make fixing the injustice of high drug prices one of our top priorities. Prices will come down.

私の最大の優先事項の一つは、処方薬の価格を下げることです。 他の多くの国では、これらの薬はアメリカで購入するよりもはるかに安い。そういうわけで私は行政機関に不公正に高い薬価の是正を我々の最優先事項の一つにするよう指示しました。薬価は下がります。

America has also finally turned the page on decades of unfair trade deals that sacrificed our prosperity and shipped away our companies, our jobs, and our Nation's wealth.

またアメリカは我々の繁栄を犠牲にし、企業、雇用、国家の富を流出させてきた不公平な貿易協定が続いた何十年もの期間をついに覆しています。

The era of economic surrender is over.

経済的敗北の時代は終わります。

From now on, we expect trading relationships to be fair and to be reciprocal.

今後、我々は公正で互酬的な貿易関係を期待します。

We will work to fix bad trade deals and negotiate new ones.

我々は、不利な貿易協定を修正し、新しい協定を交渉するように努めます。

And we will protect American workers and American intellectual property, through strong enforcement of our trade rules.

そして、我々は、貿易ルールを厳しく執行することでアメリカの労働者とアメリカの知的財産を保護します。

As we rebuild our industries, it is also time to rebuild our crumbling infrastructure.

また産業を再建するにあたり、崩壊しつつある我々のインフラを再建する機会です。

America is a nation of builders. We built the Empire State Building in just 1 year -- is it not a disgrace that it can now take 10 years just to get a permit approved for a simple road?

アメリカは建設する者達の国家です。我々はエンパイア・ステート・ビルをわずか一年で建てました。簡単な道路の建設許可を取得するのに今、十年かかりますというのは情けないことではないでしょうか。

I am asking both parties to come together to give us the safe, fast, reliable, and modern infrastructure our economy needs and our people deserve.

私は、我が国の軽罪が必要とし、我が人民が持つ価値がある安全で速く信頼できて現代的なインフラをともに我々に与えられるように両党に求めます。

Tonight, I am calling on the Congress to produce a bill that generates at least $1.5 trillion for the new infrastructure investment we need.

今夜、議会に、我々が必要とする新たなインフラ投資のために少なくとも一兆五〇〇〇億ドルを拠出する法案を可決するように呼びかけています。

注:立法要請。

Every Federal dollar should be leveraged by partnering with State and local governments and, where appropriate, tapping into private sector investment -- to permanently fix the infrastructure deficit.

すべての連邦予算は、州と地方自治体との協力によって、また必要に応じて民間部門の投資を活用して、インフラの欠陥を恒久的に改善するために活用されるべきである。

Any bill must also streamline the permitting and approval process -- getting it down to no more than two years, and perhaps even one.

いずれの法案も許可と承認のプロセスを合理化するべきです。許可と承認のプロセスは少なくとも二年、おそらく一年にまで短縮されます。

Together, we can reclaim our building heritage. We will build gleaming new roads, bridges, highways, railways, and waterways across our land. And we will do it with American heart, American hands, and American grit.

一緒に、我々は建築の遺産を取り戻すことができます。我々は、我々の土地に光り輝く新しい道路、橋、高速道路、鉄道、水路を建設します。 そして、アメリカ人の心、アメリカ人の手、アメリカ人の勇気でそれを行います。

We want every American to know the dignity of a hard day's work. We want every child to be safe in their home at night. And we want every citizen to be proud of this land that we love.

我々は、すべてのアメリカ人が日々の労働の尊さを知って欲しいと思っています。 我々は、すべての子供が夜間自宅で安全であることを願っています。 そして我々は、すべての市民が我々が愛しているこの土地に誇りを持って欲しいです。

We can lift our citizens from welfare to work, from dependence to independence, and from poverty to prosperity.

我々は、福祉から労働へ、依存から独立へ、そして、貧困から繁栄へ、市民を向上させることができます。

As tax cuts create new jobs, let us invest in workforce development and job training. Let us open great vocational schools so our future workers can learn a craft and realize their full potential. And let us support working families by supporting paid family leave.

減税が新しい雇用を創出するように、労働力の開発と職業訓練に投資しましょう。 未来の労働者が工芸を学び、彼らの潜在能力を最大限に発揮できるように偉大な職業学校を開設しましょう。 また、有給家族休暇を支援することで働く家族を支援しましょう。

As America regains its strength, this opportunity must be extended to all citizens. That is why this year we will embark on reforming our prisons to help former inmates who have served their time get a second chance.

アメリカが力を回復するにつれ、こうした機会はすべての市民に拡大されなければなりません。 それで、今年は、刑務所の改革に着手し、刑期を終えた元受刑者がもう一度、機会を掴めるように支援します。

Struggling communities, especially immigrant communities, will also be helped by immigration policies that focus on the best interests of American workers and American families.

奮闘するコミュニティ、特に移民のコミュニティは、アメリカ人労働者やアメリカ人家族の利益に重点を置く移民政策によって支えられます。

For decades, open borders have allowed drugs and gangs to pour into our most vulnerable communities. They have allowed millions of low-wage workers to compete for jobs and wages against the poorest Americans. Most tragically, they have caused the loss of many innocent lives.

何十年にもわたって、国境が開放されているため、薬物やギャングが最も脆弱な地域社会に流入してきました。 彼らは、何百万人もの低賃金労働者が最貧困層のアメリカ人に対して雇用と賃金を競えるようにしました。 最も悲劇的に、彼らは多くの罪のない者達の命を奪っています。

Here tonight are two fathers and two mothers: Evelyn Rodriguez, Freddy Cuevas, Elizabeth Alvarado, and Robert Mickens. Their two teenage daughters -- Kayla Cuevas and Nisa Mickens -- were close friends on Long Island. But in September 2016, on the eve of Nisa's 16th Birthday, neither of them came home. These two precious girls were brutally murdered while walking together in their hometown. Six members of the savage gang MS-13 have been charged with Kayla and Nisa's murders. Many of these gang members took advantage of glaring loopholes in our laws to enter the country as unaccompanied alien minors ‑- and wound up in Kayla and Nisa's high school.

今夜、ここに二人の父親と二人の母親がいます。エヴェリン・ロドリゲス、フレディ・クエヴァス、エリザベス・アルヴァラド、ロバート・ミケンズ。彼らの二人の十代の娘、カイラ・クエヴァスとニーサ・ミケンズはロング・アイランドで親しい友人でした。 しかし、2016年9月、ニーサの十六回目の誕生日の前夜に、どちらも帰宅しませんでした。この二人の貴重な女の子たちは故郷で一緒に歩いている間、残酷に殺されました。 野蛮なギャングであるMS-13の六人のメンバーは、カイラとニーサの殺人事件で起訴されています。 これらのギャングのメンバーの多くは、我々の法律の目立った抜け穴を利用して、無害な外国人の未成年者として入国しました。そして、カイラとニーサの高校に行き着きました

Evelyn, Elizabeth, Freddy, and Robert: Tonight, everyone in this chamber is praying for you. Everyone in America is grieving for you. And 320 million hearts are breaking for you. We cannot imagine the depth of your sorrow, but we can make sure that other families never have to endure this pain.

エヴェリン、エリザベス、フレディ、ロバート、今夜、この議場の皆さんがあなた達のために祈っています。 アメリカの誰もがあなた達のために悲しんでいます。 三億二〇〇〇万人の心があなた達のために痛んでいます。あなた達の悲しみの深さを想像することはできませんが、その他の家族がこうした痛みに耐えられることは決してないだろうと我々は確信しています。

Tonight, I am calling on the Congress to finally close the deadly loopholes that have allowed MS-13, and other criminals, to break into our country. We have proposed new legislation that will fix our immigration laws, and support our ICE and Border Patrol Agents, so that this cannot ever happen again.

今夜、議会に、MS-13や他の犯罪者が我が国に侵入するのを許している致命的な法律の抜け穴を完全に閉じるように訴えかけます。 我々は、移民法を修正し、国土安全保障省移民・税関取締局と国境警備員を支援する新しい法案を提案しているので、こうしたことが再び起こることはありません。

注:立法要請。

The United States is a compassionate nation. We are proud that we do more than any other country to help the needy, the struggling, and the underprivileged all over the world. But as President of the United States, my highest loyalty, my greatest compassion, and my constant concern is for America's children, America's struggling workers, and America's forgotten communities. I want our youth to grow up to achieve great things. I want our poor to have their chance to rise.

合衆国は思いやりのある国家です。 我々は、世界中の貧困層、苦闘する者達、恵まれない人々を支援するために他のどの国よりも多くのことをしていることを誇りに思っています。 しかし、アメリカ大統領として、私の最高の忠誠心、私の最大の思いやり、私の絶え間ない懸念は、アメリカの子供、アメリカの苦労している労働者、そしてアメリカの忘れられたコミュニティのためのものです。 私は青年が偉大なことを達成するために成長することを願っています。 私は貧しい人々が這い上がる機会を持つことを望みます。

So tonight, I am extending an open hand to work with members of both parties -- Democrats and Republicans -- to protect our citizens of every background, color, religion, and creed. My duty, and the sacred duty of every elected official in this chamber, is to defend Americans -- to protect their safety, their families, their communities, and their right to the American Dream. Because Americans are dreamers too.

今夜、私は、民主党と共和党の両党のメンバーと協力して、あらゆる経歴、肌の色、宗教、信条の市民を守るために手を差し伸べています。私の義務と、この議場のすべての公選者達の神聖な義務は、アメリカ人を守ることです。彼らの安全、家族、コミュニティ、そして、アメリカン・ドリームに対する権利を守ることです。 なぜならアメリカ人は夢見る人だからです。

Here tonight is one leader in the effort to defend our country: Homeland Security Investigations Special Agent Celestino Martinez -- he goes by CJ. CJ served 15 years in the Air Force before becoming an ICE agent and spending the last 15 years fighting gang violence and getting dangerous criminals off our streets. At one point, MS-13 leaders ordered CJ's murder. But he did not cave to threats or fear. Last May, he commanded an operation to track down gang members on Long Island. His team has arrested nearly 400, including more than 220 from MS-13.

今夜、わが国を守るための努力している一人のリーダー、国土安全保障調査特別捜査官セレスティノ・マルティネスがここにいる。 彼はCJを訪問する。CJは空軍で十五年間働いて国土安全保障省移民・税関取締局の係官になり、過去十五年間にギャングの暴力と戦ったり、危険な犯罪者を街から追放したりしていました。 ある時点で、MS-13の指導者はCJの殺人を命じました。しかし、彼は脅迫や恐怖に屈しませんでした。 昨年五月、彼はロング・アイランドのギャング・メンバーを追跡する作戦を指揮しました。 彼のチームはMS-13から二二〇人以上を含む四〇〇人近くを逮捕しています。

CJ: Great work. Now let us get the Congress to send you some reinforcements.

CJ、よくやった。議会があなたに援軍を送るようにしましょう。

Over the next few weeks, the House and Senate will be voting on an immigration reform package.

今後数週間の間、下院と上院は移民改革包括法案を票決する予定です。

注:パッケージとはいくつかの法案をまとめたもの。

In recent months, my Administration has met extensively with both Democrats and Republicans to craft a bipartisan approach to immigration reform. Based on these discussions, we presented the Congress with a detailed proposal that should be supported by both parties as a fair compromise -- one where nobody gets everything they want, but where our country gets the critical reforms it needs.

最近の数ヶ月で、わが政権は、移民改革に向けた超党派的アプローチを構築するために、民主党員と共和党員の両方と幅広い協議を行った。こうした議論に基づいて、両党が公正な妥協案として支持すべき詳細な提案を議会に提出しました。誰も希望するものを手に入れることはできませんが、わが国は必要な改革を成し遂げます。

Here are the four pillars of our plan:

四つの柱となる計画があります。

The first pillar of our framework generously offers a path to citizenship for 1.8 million illegal immigrants who were brought here by their parents at a young age -- that covers almost three times more people than the previous administration. Under our plan, those who meet education and work requirements, and show good moral character, will be able to become full citizens of the United States.

我々の枠組みの第一の柱は、幼少時に両親によってアメリカに連れて来られた一八〇万人の不法移民に市民権を与える道を気前良く提示しています。 対象者の数は前政権のほぼ三倍です。我々の計画の下では、教育と労働の要件を満たし、良好な道徳的性質を持つ人々は、合衆国の完全な市民になることができます。

The second pillar fully secures the border. That means building a wall on the Southern border, and it means hiring more heroes like CJ to keep our communities safe. Crucially, our plan closes the terrible loopholes exploited by criminals and terrorists to enter our country -- and it finally ends the dangerous practice of "catch and release."

第二の柱は国境を完全に把握します。それは南の国境に壁を築くことを意味し、それはコミュニティを安全に保つためにCJのようなより多くのヒーローを雇うことを意味します。重大なことですが、我々の計画は、犯罪者やテロリストが国に侵入するための恐ろしい法の抜け穴を閉じて、最終的には「捕まえてすぐに解放」という危険な行動を終わらせます。

The third pillar ends the visa lottery -- a program that randomly hands out green cards without any regard for skill, merit, or the safety of our people. It is time to begin moving towards a merit-based immigration system -- one that admits people who are skilled, who want to work, who will contribute to our society, and who will love and respect our country.

第三の柱は、査証の抽選を終了させます。これは、技術や能力を持たず、もしくはわが人民の安全に配慮せずに、無作為にグリーンカードを渡すプログラムです。能力に基づく移民制度、すなわち技術を持つ人、仕事をしたい人、我々の社会に貢献する人、わが国を愛し尊重する人を受け入れる制度に移行するべき時です。

The fourth and final pillar protects the nuclear family by ending chain migration. Under the current broken system, a single immigrant can bring in virtually unlimited numbers of distant relatives. Under our plan, we focus on the immediate family by limiting sponsorships to spouses and minor children. This vital reform is necessary, not just for our economy, but for our security, and our future.

第四にして最後の柱は、移民の連鎖を終わらせることによって核家族を保護します。 現在の破滅的な制度の下では、一人の移民が事実上、無限の数の遠い親族を呼び寄せられます。 我々の計画では、我々は保証を配偶者や未成年の子供に限定することによって、直系親族のみにしぼります。この重要な改革は、経済だけでなく、安全保障と未来のためにも必要です。

In recent weeks, two terrorist attacks in New York were made possible by the visa lottery and chain migration. In the age of terrorism, these programs present risks we can no longer afford.

最近数週間で、査証の抽選と移民の連鎖によって、ニュー・ヨークで二回もテロ攻撃が可能になった。 テロリズムの時代には、これらのプログラムはもはや看過できないリスクを抱えています。

It is time to reform these outdated immigration rules, and finally bring our immigration system into the 21st century.

これらの時代遅れの移民法を改革し、最終的に二一世紀に我々の移民制度を導入するべき時です。

These four pillars represent a down-the-middle compromise, and one that will create a safe, modern, and lawful immigration system.

これらの四つの柱は、中立的な妥協案を示すものであり、安全で現代的で合法的な移民制度を作り出すものです。

For over 30 years, Washington has tried and failed to solve this problem. This Congress can be the one that finally makes it happen.

三〇年以上にわたり、ワシントン政界はこの問題を解決しようと努力し、失敗してきました。今会議は最終的にそれを実現させられるでしょう。

Most importantly, these four pillars will produce legislation that fulfills my ironclad pledge to only sign a bill that puts America first. So let us come together, set politics aside, and finally get the job done.

最も重要なのは、これらの四つの柱が、合衆国を第一にする法案に署名するという私の固い約束を実現する法案の立法化につながることです。 だから政局を脇に置いて、団結して、責務をきちんと終わらせましょう。

These reforms will also support our response to the terrible crisis of opioid and drug addiction.

こうした改革は、オピオイドや薬物中毒の恐ろしい危機に対する我々の対策の助けとなるでしょう。

In 2016, we lost 64,000 Americans to drug overdoses: 174 deaths per day. Seven per hour. We must get much tougher on drug dealers and pushers if we are going to succeed in stopping this scourge.

2016年には、過剰服用のために六万四〇〇〇人のアメリカ人を亡くしました。一日あたり一七四人、一時間に七人が亡くなりました。我々がこの惨害を止めようとすれば、麻薬の元締めや売人にもっと厳しく対処しなければなりません。

My Administration is committed to fighting the drug epidemic and helping get treatment for those in need. The struggle will be long and difficult -- but, as Americans always do, we will prevail.

わが政権は、薬物の蔓延と戦い、困窮している人々の治療を手助けすることに献身しています。 闘争は長く難しくなりますが、アメリカ人が常にそうであるように、我々は勝つでしょう。

As we have seen tonight, the most difficult challenges bring out the best in America.

我々が今夜見たように、最も困難な課題はアメリカで最高のものを引き出すことです。

We see a vivid expression of this truth in the story of the Holets family of New Mexico. Ryan Holets is 27 years old, and an officer with the Albuquerque Police Department. He is here tonight with his wife Rebecca. Last year, Ryan was on duty when he saw a pregnant, homeless woman preparing to inject heroin. When Ryan told her she was going to harm her unborn child, she began to weep. She told him she did not know where to turn, but badly wanted a safe home for her baby.

ニュー・メキシコのホールツ家の話で、こうした真実が鮮明に表現されています。ライアン・ホールツは二七歳で、アルバカーキ警察署の警官です。 彼は今夜、妻のレベッカとここにいます。昨年、職務中にライアンは妊娠中のホームレスの女性がヘロインを注射しようとしているのを発見しました。ライアンが胎児に害を与えると彼女に言った時、彼女は泣き出し始めました。彼女はどこに向かえばよいかわからないが彼女の赤ちゃんのために安全な家が欲しいと彼に言いました。

In that moment, Ryan said he felt God speak to him: "You will do it -- because you can." He took out a picture of his wife and their four kids. Then, he went home to tell his wife Rebecca. In an instant, she agreed to adopt. The Holets named their new daughter Hope.

その瞬間、ライアンは、神が自分に「きっと汝はそうするだろう。なぜなら汝ができることなのだから」と話し掛けたと感じたと言いました。彼は妻とその四人の子供の写真を取り出した。その後、彼は家に帰って妻レベッカに伝えました。瞬時に、彼女は赤ん坊を養子にすることに同意した。ホールツは彼らの新しい娘の名前をホープと命名した。

Ryan and Rebecca: You embody the goodness of our Nation. Thank you, and congratulations.

ライアンとレベッカ、あなた達はわが国の優しさを体現しています。 ありがとう、おめでとう。

As we rebuild America's strength and confidence at home, we are also restoring our strength and standing abroad.

我々がアメリカの強さと自信を国内で再構築する一方で、我々は国外でも強さと地位を回復しています。

Around the world, we face rogue regimes, terrorist groups, and rivals like China and Russia that challenge our interests, our economy, and our values. In confronting these dangers, we know that weakness is the surest path to conflict, and unmatched power is the surest means of our defense.

世界中で、我々の利益、経済、そして価値観に挑戦しているならず者体制、テロリスト、そして中国やロシアのようなライバルに直面しています。これらの危険に直面して、我々は弱さが紛争を確実にもたらし、比類のない力こそ我々の防衛の確実な手段であることを知っています。

For this reason, I am asking the Congress to end the dangerous defense sequester and fully fund our great military.

このために私は危険な防衛費の緊縮を終わらせ、我々の偉大な軍隊に十分な資金を提供するように議会に要請します。

As part of our defense, we must modernize and rebuild our nuclear arsenal, hopefully never having to use it, but making it so strong and powerful that it will deter any acts of aggression. Perhaps someday in the future there will be a magical moment when the countries of the world will get together to eliminate their nuclear weapons. Unfortunately, we are not there yet.

我々の防衛の一環として、我々は核兵器を現代化して再構築しなければなりません。うまくいけばそれを使用する必要はありませんが、それを強力にして侵略行為を抑止する必要があります。おそらく将来、世界の国々が核兵器をなくすすばらしい瞬間があるでしょう。 残念ながら我々はまだそこに到達できません。

Last year, I also pledged that we would work with our allies to extinguish ISIS from the face of the Earth. One year later, I am proud to report that the coalition to defeat ISIS has liberated almost 100 percent of the territory once held by these killers in Iraq and Syria. But there is much more work to be done. We will continue our fight until ISIS is defeated.

昨年、私は地球上からイスラム国を消滅させるために同盟国と協力することを約束しました。一年後、イスラム国を倒そうとする連立政権がいったんイラクとシリアの殺人者達が獲得した領土のほぼ一〇〇%を解放したことを誇りに思います。しかし、もっと多くの努力が必要です。イスラム国が敗北するまで戦い続けます。

Army Staff Sergeant Justin Peck is here tonight. Near Raqqa last November, Justin and his comrade, Chief Petty Officer Kenton Stacy, were on a mission to clear buildings that ISIS had rigged with explosives so that civilians could return to the city.

今夜、ジャスティン・ペック三等曹長がここにいます。昨年一一月、ラッカの近くで、ジャスティンと彼の戦友であるケントン・ステイシー二等曹長は、民間人が町に戻れるように、イスラム国が爆発物を仕掛けた建物を無害化する任務に就いていました。

Clearing the second floor of a vital hospital, Kenton Stacy was severely wounded by an explosion. Immediately, Justin bounded into the booby-trapped building and found Kenton in bad shape. He applied pressure to the wound and inserted a tube to reopen an airway. He then performed CPR for 20 straight minutes during the ground transport and maintained artificial respiration through 2 hours of emergency surgery.

大きな病院の二階を無害化したケントン・ステイシーは、爆発によって重傷を負った。 すぐにジャスティンは地雷が仕掛けられた建物に飛び込んで、悪い状態のケントンを発見しました。彼は負傷者に心臓マッサージをして気道を確保するためにチューブを挿入しました。 その後、地上での輸送中に二〇分間連続して心肺蘇生法を実施し、二時間の救急手術中ずっと人工呼吸を維持した。

Kenton Stacy would have died if not for Justin's selfless love for a fellow warrior. Tonight, Kenton is recovering in Texas. Raqqa is liberated. And Justin is wearing his new Bronze Star, with a "V" for "Valor." Staff Sergeant Peck: All of America salutes you.

ケントン・ステイシーは、仲間の戦士に対するジャスティンの無私の愛がなければ死んでいただろう。 今夜、ケントンはテキサス州で回復しています。ラッカは解放されます。そして、ジャスティンは新しい青銅星章を着用しています。「V」は「勇気」です。ペック三等曹長、全アメリカがあなたに敬礼します。

注:青銅星章は、空中戦以外の勇敢な行為をした者に授けられる。

Terrorists who do things like place bombs in civilian hospitals are evil. When possible, we annihilate them. When necessary, we must be able to detain and question them. But we must be clear: Terrorists are not merely criminals. They are unlawful enemy combatants. And when captured overseas, they should be treated like the terrorists they are.

民間の病院に爆弾を仕掛けるようなテロリストは極悪です。可能な限り我々は彼らを絶滅させます。 必要に応じて我々は彼らを拘留して尋問できるようにしなければなりません。 しかし、我々は明らかにしなければなりません。すなわち、テロリストは単になる犯罪者ではないということを。 彼らは不法な敵の戦闘員です。海外で捕獲された場合、彼らはテロリストがかくあるように扱われるべきです。

In the past, we have foolishly released hundreds of dangerous terrorists, only to meet them again on the battlefield -- including the ISIS leader, al-Baghdadi.

馬鹿げたことに、過去にイスラム国のリーダーのアル・バグダディをはじめ何百人もの危険なテロリストを解放しましたが、彼らと戦場で再び会うことになるだけでした。

So today, I am keeping another promise. I just signed an order directing Secretary Mattis to reexamine our military detention policy and to keep open the detention facilities at Guantánamo Bay.

だから今日、私は別の約束を守っています。私は、わが軍の拘留方針を再検討し、グアンタナモ湾に留置施設を開いておくよう、マティス長官に指示する命令に署名しました。

注:ブッシュ政権期、グアンタナモ湾の留置施設においてテロリストの嫌疑で収監された多くの人々をオバマ政権は無実の者もいるとして解放する政策を進めた。

I am also asking the Congress to ensure that, in the fight against ISIS and al-Qa'ida, we continue to have all necessary power to detain terrorists -- wherever we chase them down.

私は議会に、イスラム国とアルカイダとの戦いにおいて、我々がテロリストをどこまでも追いかけてを拘束するために必要なすべての権限を持ち続けられるように議会に要請しています。

注:立法要請。

Our warriors in Afghanistan also have new rules of engagement. Along with their heroic Afghan partners, our military is no longer undermined by artificial timelines, and we no longer tell our enemies our plans.

また我々のアフガニスタンの戦士達も新たな契約を結んでいます。英雄的なアフガニスタンのパートナーとともに、わが軍隊はもはや不自然な予定表に惑わされず、我々の敵に我々の計画を漏らすことはありません。

Last month, I also took an action endorsed unanimously by the Senate just months before: I recognized Jerusalem as the capital of Israel.

先月、私はわずか数か月前に上院の全会一致で支持された行動を取りました。すなわち、イスラエルの首都としてエルサレムを認めました。

Shortly afterwards, dozens of countries voted in the United Nations General Assembly against America's sovereign right to make this recognition. American taxpayers generously send those same countries billions of dollars in aid every year.

その後、国連総会で数十か国がこうした承認を実施するアメリカの主権に反対する投票を行った。アメリカの納税者は、寛大にも毎年、そうした国々に何十億ドルの援助を送っています。

That is why, tonight, I am asking the Congress to pass legislation to help ensure American foreign-assistance dollars always serve American interests, and only go to America's friends.

だからこそ私は、今夜、アメリカの外国援助予算がアメリカの利益に常に役立ち、アメリカの友人にしか渡らないようにするための法案を可決するように議会に求めています。

注:立法要請。

As we strengthen friendships around the world, we are also restoring clarity about our adversaries.

世界中で友情を深める一方で、我々は誰が我々の敵対者なのかはっきりさせるようになりました。

When the people of Iran rose up against the crimes of their corrupt dictatorship, I did not stay silent. America stands with the people of Iran in their courageous struggle for freedom.

イランの人々が腐敗した独裁政権の違法行為に対して立ち上がった時、私は沈黙していませんでした。アメリカは、自由のための勇敢な戦いの中でイランの人々の味方です。

I am asking the Congress to address the fundamental flaws in the terrible Iran nuclear deal.

私は議会に、恐ろしいイランの核取引の根本的な欠陥を解消するように要請しています。

My Administration has also imposed tough sanctions on the communist and socialist dictatorships in Cuba and Venezuela.

わが政権はまたキューバとベネズエラの共産主義・社会主義独裁政権に対して厳しい制裁を課しています。

But no regime has oppressed its own citizens more totally or brutally than the cruel dictatorship in North Korea.

しかし、北朝鮮の残虐な独裁政権よりも、自国の市民をより完全にまたは残忍に抑圧した政権はありません。

North Korea's reckless pursuit of nuclear missiles could very soon threaten our homeland.

北朝鮮の無謀な核ミサイルの追求は、まもなくわが国土を脅かす可能性があります。

We are waging a campaign of maximum pressure to prevent that from happening.

我々はそうならないように最大限の圧力をかける運動を展開しています。

Past experience has taught us that complacency and concessions only invite aggression and provocation. I will not repeat the mistakes of past administrations that got us into this dangerous position.

過去の経験から、自己満足と譲歩は侵略と挑発を招くだけであることがわかりました。私はこの危険な立場に陥った過去の政権の過ちを繰り返えしません。

We need only look at the depraved character of the North Korean regime to understand the nature of the nuclear threat it could pose to America and our allies.

アメリカや同盟国に与え得る核の脅威の性質を理解するためには北朝鮮体制の堕落した性質を見るだけでよいでしょう。

Otto Warmbier was a hardworking student at the University of Virginia. On his way to study abroad in Asia, Otto joined a tour to North Korea. At its conclusion, this wonderful young man was arrested and charged with crimes against the state. After a shameful trial, the dictatorship sentenced Otto to 15 years of hard labor, before returning him to America last June -- horribly injured and on the verge of death. He passed away just days after his return.

オットー・ワームビアはバージニア大学の勤勉な学生でした。オットーは、アジアで留学する途中、北朝鮮ツアーに参加しました。 その結果、この素晴らしい若い男は逮捕され、国家に対する犯罪で起訴されました。 恥ずべき裁判の後、独裁者はオットーに十五年間の強制労働を命じ、昨年六月に彼をアメリカに戻しましたが、ひどく傷付けられていて瀕死でした。彼は帰国してから数日後に亡くなりました。

Otto's Parents, Fred and Cindy Warmbier, are with us tonight -- along with Otto's brother and sister, Austin and Greta. You are powerful witnesses to a menace that threatens our world, and your strength inspires us all. Tonight, we pledge to honor Otto's memory with American resolve.

オットーの親、フレッドとシンディ・ワームビアは、オットーの兄弟であるオースティンとグレタとともに今夜、我々とともにいます。 あなた達は、我々の世界を脅かす脅威の力強い目撃者であり、あなた達の強さは我々すべてを奮起させます。今夜、オットーの記憶にアメリカの決意を捧げることを約束します。

Finally, we are joined by one more witness to the ominous nature of this regime. His name is Mr. Ji Seong-ho.

最後に、我々はこの体制の悪辣な性質を見た目撃者をもう一人迎えましょう。彼の名前はチ・ソンホ氏です。

In 1996, Seong-ho was a starving boy in North Korea. One day, he tried to steal coal from a railroad car to barter for a few scraps of food. In the process, he passed out on the train tracks, exhausted from hunger. He woke up as a train ran over his limbs. He then endured multiple amputations without anything to dull the pain. His brother and sister gave what little food they had to help him recover and ate dirt themselves -- permanently stunting their own growth. Later, he was tortured by North Korean authorities after returning from a brief visit to China. His tormentors wanted to know if he had met any Christians. He had -- and he resolved to be free.

ソンホは1996年、北朝鮮で餓死しかけた少年でした。ある日、石炭を鉄道の貨車から盗んで、数種の食料品を交換しました。その中で彼は飢えに疲れ果てて線路の上で気を失いました。彼は電車に手足を轢断されて目を覚ましました。彼はその後、痛みを鈍らせる処置を何もせずに複数回の切断手術に耐えました。彼の兄弟姉妹は、彼の回復を助けるためになけなしの食物を与えて自分達は泥を食べたせいで成長が阻害されました。その後、中国への短期訪問から帰国後、北朝鮮当局に拷問を受けました。彼を拷問した者は、彼がキリスト教徒に会ったかどうかを知りたがっていました。彼はキリスト教徒に会っていて自由になることを決意していました。

Seong-ho traveled thousands of miles on crutches across China and Southeast Asia to freedom. Most of his family followed. His father was caught trying to escape, and was tortured to death.

ソンホは、中国と東南アジアを横切って自由のために松葉杖で数千マイルを旅した。彼の家族のほとんどが彼に続きました。彼の父親は逃げようとして捕らえられ、拷問されて死に至りました。

Today he lives in Seoul, where he rescues other defectors, and broadcasts into North Korea what the regime fears the most ‑- the truth.

今日、彼はソウルに住んでいて、他の脱北者を救出し、政権が最も恐れていること、つまり真実を北朝鮮に伝えている。

Today he has a new leg, but Seong-ho, I understand you still keep those crutches as a reminder of how far you have come. Your great sacrifice is an inspiration to us all.

今日、彼は新しい足を持っていますが、ソンホ、あなたは自分がどれくらい遠くに来たのかを記憶に残すために、まだその松葉杖を持っていることを私は理解しています。 あなたの偉大な犠牲は我々すべてを奮起させます。

Seong-ho's story is a testament to the yearning of every human soul to live in freedom.

ソンホの物語は、自由に生きたいという人間の魂の憧れを証明するものです。

It was that same yearning for freedom that nearly 250 years ago gave birth to a special place called America. It was a small cluster of colonies caught between a great ocean and a vast wilderness. But it was home to an incredible people with a revolutionary idea: that they could rule themselves. That they could chart their own destiny. And that, together, they could light up the world.

約二五〇年前にアメリカという特別な場所を生み出したのは、同じく自由への憧れでした。それは偉大な海と広大な荒野の間に挟まれた小さな植民地の集まりでした。しかし、革命の理想を持った驚異的な人々が住んでいました。すなわち、彼らは自分達の運命を描くことができるのです。そして、彼らは連携して世界を照らし出すことができました。

That is what our country has always been about. That is what Americans have always stood for, always strived for, and always done.

それはわが国がいつもしてきたことです。それはアメリカ人がそのために常に立ち上がろうとし、そのために常に努力しようとし、そして、常に行ってきたことなのです。

Atop the dome of this Capitol stands the Statue of Freedom. She stands tall and dignified among the monuments to our ancestors who fought and lived and died to protect her.

この議事堂のドームの頂上には自由の女神像が立っています。彼女は、彼女を守るために戦い、生き、死んだ我々の先祖達の記念碑の中で気高く立っています。

Monuments to Washington and Jefferson -- to Lincoln and King.

ワシントンとジェファーソン、そして、リンカンとキングに捧げられた記念碑。

Memorials to the heroes of Yorktown and Saratoga -- to young Americans who shed their blood on the shores of Normandy, and the fields beyond. And others, who went down in the waters of the Pacific and the skies over Asia.

ヨークタウンとサラトガの英雄のための記念碑、ノルマンディーの海岸やその先の戦場で血を流した若いアメリカ人のための記念碑。そして、太平洋の諸海域に沈み、アジアの空で散った他の者達のための記念碑。

And freedom stands tall over one more monument: this one. This Capitol. This living monument to the American people.

もう一つの記念碑の上に自由は聳え立っている。まさにこの記念碑。すなわち、この連邦議会議事堂。このアメリカ人のための生きている記念碑。

A people whose heroes live not only in the past, but all around us -- defending hope, pride, and the American way.

過去だけではなく現在の我々の周りにも、希望と誇りとアメリカのやり方を守る人々のヒーローが生きています。

They work in every trade. They sacrifice to raise a family. They care for our children at home. They defend our flag abroad. They are strong moms and brave kids. They are firefighters, police officers, border agents, medics, and Marines.

彼らはあらゆる仕事で働いています。彼らは家族を育てるために犠牲を払います。彼らは自宅で子供たちを世話しています。彼らは海外で我々の旗を守ります。彼らは強い母と勇敢な子供たちです。彼らは消防士、警察官、国境警備員、医者、海兵隊員です。

But above all else, they are Americans. And this Capitol, this city, and this Nation, belong to them.

しかし何よりも、彼らはアメリカ人です。 そして、この連邦議会議事堂、この都市、そして、この国家は、彼らのものです。

Our task is to respect them, to listen to them, to serve them, to protect them, and to always be worthy of them.

我々の責務は、彼らを尊敬し、彼らの言うことに耳を傾け、彼らに奉仕し、彼らを守り、彼らにとってふさわしくあるようにすることです。

Americans fill the world with art and music. They push the bounds of science and discovery. And they forever remind us of what we should never forget: The people dreamed this country. The people built this country. And it is the people who are making America great again.

アメリカ人はアートと音楽で世界を満たしています。彼らは科学と発見の領域を押し広げます。彼らは永遠に我々が決して忘れてはならないことを思い出させます。人民はこのような国を夢見ていました。 人民はこのような国を建てました。アメリカを再び偉大にしているのは人民なのです。

As long as we are proud of who we are, and what we are fighting for, there is nothing we cannot achieve.

我々が我々であることを誇りに思い、我々がそのために戦うものについて誇りに思う限り、達成できないことはありません。

As long as we have confidence in our values, faith in our citizens, and trust in our God, we will not fail.

我々の価値観に自信を持ち、市民を信頼し、神を信じている限り、我々は失敗しません。

Our families will thrive.

我々の家族は栄えるでしょう。

Our people will prosper.

わが人民は繁栄するでしょう。

And our Nation will forever be safe and strong and proud and mighty and free.

わが国家は永遠に安全で強く、誇り高く、強大で自由です。

Thank you, and God bless America.

ありがとう、神がアメリカを祝福されますように。

2018年1月20日土曜日

ジャクソン大統領とトランプ大統領の類似性

政治の個人化。政治対立には二種類ある。人と人の対立。理念と理念の対立。政治対立は両方の要素が複雑に絡み合っている。トランプ政権内の一連の騒動は人と人の対立という要素が強い。

これはジャクソン政権にも当てはまる。ジャクソン政権は史上初めて閣内再編が実施されている。閣内再編は、ペティコート戦争という本来、政治とは無縁な問題に端を発している。これはジャクソンによる政治の個人化の顕著な例である。

政治の個人化とは、その名の通り政治を個人的な問題として捉えることである。例えば大統領が閣僚と意見を違えた場合、それを個人的な忠誠の欠如と見なす。

ジャクソンはペティコート戦争というワシントン社交界の問題を政治化したうえに、カルフーン副大統領との政治的立場の相違を個人的な確執と同一視した。その結果、閣内再編が実施されてカルフーンの影響力は排除された。トランプ政権内でも同様の現象が起きている。

つまり、閣僚制度、もう少し広く言えば大統領府内が円滑に運用されるか否かは大統領の政治的資質に依拠する。政治の個人化はどの大統領にも多かれ少なかれ見られる現象である。大統領は政治の個人化と公共の精神の間でバランスを取ることが求められる。

政治的アレキサンダー。政治的アレキサンダーとは私が使っている用語。ゴルディオンの結び目の逸話による。簡単に言えば、社会の諸問題は様々な要素が絡み合っているので複雑なアプローチが本来、必要である。しかし、政治がポピュリズム的な傾向に偏った場合、政治的アレキサンダーが求められる。すなわち、様々な要素が絡み合っている社会の諸問題を一刀両断する政策提言が求められる。

結果的であれ、意図的であれ、トランプの行動にはそうした要素が見られる。第三者の公正な観点から見て、その政策が公共の福祉を最大限増進するか否かではなく支持者にとって単純明快に思える解決策を提示できるかに重きが置かれている。こうした現象は、ジャクソンの合衆国銀行撤廃とトランプのオバマケア撤廃に通底する問題である。

ジャクソンは歴代アメリカ大統領の中で最初の政治的アレキサンダーと言える。合衆国銀行は一部の投機家が人民を犠牲にして私腹を肥やす機関だと非難した。さらに合衆国銀行はその影響力を行使して政府に不当に介入して民主政治を破壊しようとしていると攻撃した。ジャクソンはこうした論理を展開して人民の支持を集めて再選を果たした。再選によって人民の承認が得られたと判断したジャクソンは合衆国銀行撤廃を議会の強い反対にもかかわらず断行した。ジャクソンが合衆国銀行の機能を肩代わりさせるために制定した仕組みは必ずしも有効に機能せず、合衆国銀行撤廃はアメリカ経済の長期的な安定を阻害した。オバマケアもジャクソンの合衆国銀行撤廃と似た要素があるかもしれない。

政治的アレキサンダーは必ずしも悪しき存在ではない。もちろんジャクソンは合衆国銀行撤廃によってアメリカ経済に対して長期的な安定性の欠如という弊害をもたらしたが、人民の意思をより政治に反映させるという変革を実現した。またインディアンの強制移住政策は、インディアンにとって史上最悪のアメリカ政府による政策の一つだが、ジャクソン支持者の西部に居住する白人には好意的に迎えられた。

政策の是非は、誰にとって善なのかという相対的な視点と公共の善に資するのか否かという絶対的な視点の両方を踏まえて慎重に判断する必要がある。大統領研究者ができることは本来、長期的な視野に基づく検証を通じた歴史的評価でしかない。トランプ大統領が「史上最悪」かどうかがわかるのはまだ先のことである。

2018年1月18日木曜日

歴史クラスタのみなさんと研究者の付き合い方

今からお話する内容はあくまでマナーです。ルールではありません。マナーはお互いに気持ち良く過ごすためにあります。ルールと違って強制力を持ちませんし、一人ひとり違う場合もあります。ただマナーを守ると良いことがあるかもしれません。基本的に研究者は自分の分野に興味や関心を持ってくれる人がいたら嬉しいと思います。

長年にわたってどうしてもどうしても知りたいこと。でもどの本にも載っていなくてわからないこと。歴史クラスタのみなさんなら一つや二つ、場合によってはもっとたくさんあるかもしれません。

ではどうすれば疑問が解決するでしょうか。その分野に詳しい研究者に聞くのが一番です。ここで問題が生じます。どうすれば研究者に快く答えてもらえるのか。それを私なりに考えたいと思います。

以前、こんなことがありました。A新聞の記者だと名乗る方から連絡がありました。

「・・・・・をWikipediaで見たが分からないので教えて欲しい」

私は自分が分かる範囲で答えましたが謝礼はありませんでした。

はっきり言ってこれはアウトです。では何がアウトなのでしょうか。

第一に、「Wikipediaで見た」は調べたうちに入りません。もちろん研究者自らが該当のWikipediaの項目を書いている場合もありますが、それは例外的です。せめてその分野の研究者に問い合わせるなら「先生のご本を拝読しました」くらいは言ったほうがいいです。さらに「大学の紀要を拝読しました」と言うと効果はさらに上がるでしょう。

ここで第一の大原則!

まずは自力で徹底的に調べること!

「いろいろ調べたけれど、どうしても分からないから教えて欲しい。でも本当に知りたいから教えて欲しい」という魂の叫びを聞けば、研究者も真摯に向き合ってくれるでしょう。

第二に、営利目的の場合、最低限度の謝礼は必要です。なぜなら材料を無料で仕入れて高く売るのはありえないことだからです。確かに知識は形が無いので無料で分け与えられます。しかし、その知識を得るまでに多額の投資が必要です。

もちろん個人の趣味の範囲ならこの限りではありません。また研究者に直接問い合わせるのではなく、単に引用や参考ですませる場合もこの限りではありません。しかし、研究者が知識を得るまでに多額の投資をしていることを理解して、直接問い合わせる場合はできれば「謝礼は必要ですか」と聞くと心証が最高になると思います。

ではいざ具体的に研究者に直接問い合わせる場合は、どのように聞けばよいのでしょうか。当然ながらその研究者の詳しい分野にしぼって聞いて下さい。例えば私はアメリカ大統領の研究者なので「ホワイト・ハウスの大統領執務室に掛かっている絵の来歴を教えてほしい」という特殊な質問には答えられます。しかし、「アメリカ文学を教えて下さい」といった一般的な質問には答えられません。したがって、直接問い合わせる場合は、わざわざ研究者に聞くべき質問なのか考えましょう。

ここで第二の大原則!

研究者が知識を得るまでに多額の投資をしていることを理解しよう!

城郭学者の千田嘉博がこんな話をしていました。

正確な内容は忘れましたが、講演会に来た方から「その話は芸能人が喋っていたのと同じ内容でつまらない」といった旨を言われたそうです。それは研究者に絶対言ってはいけないことです。

なぜでしょうか。それは研究者の努力を全否定する言葉だからです。

例えば私は今、アンドリュー・ジャクソン大統領に関する専門書を出そうと準備しています。その本には次のような文章を掲載する予定です。
ジャクソンは、連邦法無効闘争において連邦制度における州権の在り方について連邦の統一性が優先されることを示した。ただジャクソンは連邦政府の権限強化を目指していたわけではない。むしろ連邦政府の権限強化の行き過ぎを抑止しながら州権を守ろうとしていた。そうした政治的目標の遂行を大統領権限の強化という一見すると中央政府の強化に繋がるような逆説的な手法を駆使してジャクソンは達成しようとした。
たったこれだけです。でもたったこれだけの言葉を書くために先行研究を読んだり一次史料を調べたり膨大な時間をかけています。受け売りとは本質的に違います。蚕が桑を食べて絹を吐くようなものです。それを理解してもらえると研究者は嬉しいと思います。

最後に第三の大原則!

できる範囲でよいので研究者をサポートしよう!

実は研究者が本を出したくても出せないことが多くなっています。いくら専門書が採算度外視でも最低限の印刷費を回収できなければ出版社がつぶれます。

では具体的に何をすればよいのでしょうか。簡単です。研究者が出した本を買いましょう。さらに公共図書館に購入リクエストを出しましょう。大事だからもう一度言います。公共図書館に購入リクエストを出しましょう。特にシリーズものは継続購入になる可能性があるので購入リクエストは有効です。

全国の公共図書館は約6,000館あります。その中で5%が購入するだけも300冊です。少ない数字ですが、そもそも専門書は発行部数が数百部が普通なので十分に大きな需要です。

あとできることは、研究者が本を出したら積極的に宣伝に協力しましょう。専門書は儲からないので広告費を掛けられません。したがって、存在自体が想定読者に知られない可能性があります。だからどんどん宣伝して下さい。「こういう本が出たよ!」と。

蚕は桑を食べて絹を吐きますが、世話をしないと死んでしまいます。それと同じでサポートがあれば、研究者はきっとさらに素晴らしい研究成果を発表してくれるでしょう。しかし、サポートがなければ・・・。

2018年1月17日水曜日

ハミルトン一家の思い出

ハミルトンの三男ジェームズによる回想

ハミルトンの優しい性質は、子供達と友人達にとって彼の家を最も楽しい家にした。彼は娘のアンジェリカと一緒にピアノを弾いて歌った。彼の子供達との興隆は、いつも愛情と信頼に溢れていて、子供達に似たような自信と愛情を持たせた。私は、ブロードウェイの家の正餐室で朝食を食べたのをよく覚えている。我が愛する母は膝の前にナプキンをかけてテーブルの頭に座って幼い兄弟達のためにパンを切り、バターを塗るのを常とした。幼い兄弟達は母の横に立って交替で聖書やゴールドスミスの『ローマ』を読み上げていた。その授業が終わると、父と年長の子供達が朝食に呼ばれ、その後、少年達は学校に送られた。

ニュー・カリフォルニア州独立宣言(仮)

ニュー・カリフォルニア州の分離独立に関するUSA Todayで紹介されていた文書。正式には決議案という扱いのようだが、実質的に「ニュー・カリフォルニア州独立宣言(仮)」。以下、全訳。

ちなみに一つの州が二つの州に分離した前例は、マサチューセッツ州とメイン州、ヴァージニア州とウェスト・ヴァージニア州などがある。前者の例からすると、ニュー・カリフォルニア州の分離独立はまったくありえない話ではなく、合衆国憲法に特に抵触しないと考えられる。

ニュー・カリフォルニアをアメリカ合衆国の新しい州に


なぜニュー・カリフォルニアか


ニュー・カリフォルニアがカリフォルニア州から分離して新しい州を組織することは合衆国憲法上の権利の発展的行使である。ニュー・カリフォルニア州を組織する過程は、合衆国憲法第4章3条によって以下のように規定され認められている。
「連邦議会は、新しい州がこの連邦へ加入することを認めることができる。但し、連邦議会お よび関係する州の立法部の同意なしに、既存の州の領域内に新州を形成し、または2 つ以上の州もしくは その一部を合併して1 つの州を形成することはできない」
アメリカ独立宣言は以下のように述べている。
「いかなる形態の政府であれ、政府がこれらの目的に反するようになったときには、人民には政府を改造または廃止し、新たな政府を樹立し、人民の安全と幸福をもたらす可能性が 最も高いと思われる原理をその基盤とし、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる形の 権力を組織する権利を有する」

ニュー・カリフォルニア州の必要性


1776年のアメリカ独立宣言、1836年のアルタ・カリフォルニア独立宣言、1846年のソノマ宣言は、アルタ・カリフォルニアとカリフォルニアそれぞれに専制の束縛から逃れる人民の権利を宣言している。

決議の合憲性


現在のカリフォルニア州は専制によって支配されている。そうした専制は上述の文書によって示されているような専制に匹敵する。したがって、1776年の独立宣言、合衆国連邦議会によって1783年に採択された合衆国憲法[訳注:合衆国憲法は1787年に各州で特別に開催された批准会議によって採択されて成立]、1836年のアルタ・カリフォルニア独立宣言、1846年のソノマ宣言、1848年のカリフォルニア州憲法は、専制的な政府から権力濫用と権利侵害で長く苦しめられている人民が神の下、そうした政府を廃止して人民による人民のための新しい政府を樹立する権利と責任と義務を定めている。

ニュー・カリフォルニア州の展望と使命


ニュー・カリフォルニアが州に昇格することを展望とする。
ニュー・カリフォルニア州を創設する条件を成就して市民の地位向上と社会的改善を成就することを使命とする。

カリフォルニア州の分割プロセス


プロセスは州議会が最初に州の分割について投票することから始まる。カリフォルニア州上下両院で州の分割を求める決議が可決されれば、連邦議会にその決議が提出される。

連邦議会


州の分割が議論される。上下両院が州の分割を可決すれば、州は分割される。どのように州を分割するかについては2つの選択肢がある。1つ目の選択肢は、連邦議会に提案を送る前にどのように分割するか予め州が決めておく。

統治


自治能力を持たない州はいかなる州であれ連邦に加盟できない。ニュー・カリフォルニアは、独立宣言、合衆国憲法、そして、権利章典を参考に統治制度を示す。

地方統治の確立


ニュー・カリフォルニア州昇格運動に参加を希望するすべての郡に郡委員会を設立する。こうした郡委員会は、地方統治の中核を担い、ニュー・カリフォルニア州昇格運動に直接関与する。各郡の代表は、郡委員会総会で各郡を代表する。郡委員会は地方自治を担う組織であり、各郡を管轄する。郡委員会は州立法府の基礎を担う。

州統治の確立


郡委員会総会は郡委員会の代表から構成される。総会の責務は州立法府、州司法府、州行政府、ニュー・カリフォルニア独立宣言と憲法の樹立を責務とする。

立法府


郡委員会総会によって樹立されたニュー・カリフォルニア州議会は、各郡の代表を務める責務を担い、カリフォルニア州と連邦に関して州昇格に関するすべての問題に積極的に従事する。州議会は定時制議会として樹立される。

司法府


ニュー・カリフォルニアはニュー・カリフォルニア州憲法によって樹立された司法府とアメリカ合衆国の司法管轄に完全に服する。

行政府


ニュー・カリフォルニアはニュー・カリフォルニア州憲法の規定に従って知事を選出する。

独立宣言


存続可能なニュー・カリフォルニア州憲法を制定するために、ニュー・カリフォルニア独立宣言はニュー・カリフォルニア州憲法と合致するように作られなければならない。独立の期日において、我々は合衆国憲法第4章3条に基づいてカリフォルニア州から分離する意図を示すだろう。独立の期日を決めるにあたって、最初にニュー・カリフォルニア州憲法制定会議を樹立する必要がある。独立宣言のプロセスは、ニュー・カリフォルニアの人民の意思として示される。

憲法


独立宣言の40週のプロセスの間、州憲法制定会議がニュー・カリフォルニア各郡の代表を集めて開催される。ニュー・カリフォルニア州憲法は合衆国憲法と独立宣言に沿う。ニュー・カリフォルニア州憲法の批准はニュー・カリフォルニアの人民の意思の表明である。

ニュー・カリフォルニアの行動規約


ニュー・カリフォルニアの代表は、連邦法と州法に従って秩序を保って分離プロセスを完了するためにカリフォルニア州の代表と連邦の代表と常に連携する準備をしなければならない。

人口統計見積もり


2016年の人口
ニュー・カリフォルニア
1500万人
カリフォルニア
2500万人
ニュー・カリフォルニアはニュー・ヨークに次いで6番目に人口が多い州になる(イリノイ州とペンシルヴェニア州よりも多い)。
連邦下院議席は25席から27席がニュー・カリフォルニア州のものとなる。
旧カリフォルニアは2番目に人口が多い州、すなわちテキサスに次いで人口が多く、フロリダよりも人口が多い州になり、連邦下院の25議席から27議席を失う。
ニュー・カリフォルニアの南部5郡は、1100万人の人口を抱える。もしそれらが分離すればオハイオ州に相当する州になり、他の郡が参加することによってもっと大きくなるだろう。

[訳注:以下、州昇格への道程、州昇格プロセスへの移行、州昇格などについて箇条書きされている]